ロスチャイルド家の気分に浸る ダンヒルの葉巻を吸ってみた
「世界を金融と暴力によって支配する謎のユダヤ人一家」として陰謀論のように語られ続けるのがロスチャイルド家。
ロスチャイルド家については、謎のベールに包まれ、噂の真相は定かではないですが、ロスチャイルド家が実在することは確かのようで、ロスチャイルド銀行の他、ワインナリーや葉巻のブランドもあります。
ワインで有名なのは、一本数万円するオーパスワンですが、他にもロスチャイルドの名を冠する1000円台のワインもあります。
ロスチャイルド家の歴史は、18世紀後半にフランクフルトのゲットー(ユダヤ人隔離居住区)出身のマイアー・アムシェル・ロートシルトが銀行家として成功し宮廷ユダヤ人となった。
そして彼の5人の息子が、フランクフルト、ウィーン、ロンドン、ナポリ、パリの5カ所に分かれ、銀行業を拡大させました。ロスチャイルド家の紋章の5本の矢は、この5人の兄弟を表していると言われています。
現在も残っていると言われるのが、ロンドン家とパリ家ですが、ロスチャイルド家を有名にしたのが3男のネイサン・ロスチャイルドで、いわゆるロスチャイルド本の挿絵に使われている恰幅の良い男性の絵は、この人です。
イギリス王家の宮中代理人となり、イギリス政府にも頼りにされたネイサンは、イギリスの中枢に深く入り込み、蜜月の関係を築きました。
彼の英国への功績については、ここでは省略致しますが、以来、ロンドンの金融街シティを中心にロスチャイルド家は、世界の政界、財界に大きな影響力を持つと言われ、イギリスという国を理解するには、ロスチャイルド家の存在抜きには難しいでしょう。
と、いうことで、分不相応にも、そんな巨大帝国を築いたロスチャイルド家の気分だけでも味わおうと、葉巻を買ってきました。
特段、葉巻が好きなわけでもないのですが(笑)、せわしない労働イメージの煙草と違い、ゆったりと煙をくゆらせ吸う葉巻は、少しリッチな気分にさせてくれますね。
葉巻と一緒に呑むなら、ワインより、スコッチのシングルモルトが良さそうです。